登山部の活動について

 

 

≪登山部一年間の活動≫       

 

4月(新入生歓迎山行)日帰り山行で新入生の学総体前の足慣らしとして定着。
埼玉:日和田山(2022) 栃木:太平山(2024) など。

(校内合宿)山は初めてという部員のために山の装備から食当、設営まで机上講習と実地訓練を合わせて練習する。1年生はここで初めてのテント泊を経験。

5月(学総体・関東、インハイ予選)例年関東大会・全国大会を目指して予選コース(三峰神社~雲取山往復)に挑戦し、往復    22Km・標高差1000m 歩く。2023年度は関東大会の埼玉女子代表校に推薦された。2024年度は8年ぶりのインターハイ女子代表校に推薦された。

6月(3年生引退山行)3年生はこの山行をもって引退。1.2年生にとっては夏山に向けての練習山行。
  神奈川県:大山(2023) 大野山(2024)  など。

  (夏山机上講習会) 高体連の企画で、代表生徒が参加。夏山に向けての学習と部活の交流を毎年行っている。2024度はここで、学総体のトロフィー・賞状を授与された。

8月(夏合宿)登山部のメイン山行。1年生にとっては初めてのテント泊を伴う登山。長期休暇だからこそできる遠方の2000m超えの山に行くことができる貴重な機会。2024年度は選手4名が福岡県の英彦山山域で行われるインターハイに出場した。

  新潟県:火打山(2023) 長野県:蝶ヶ岳 など。

9月(文化祭・展示発表) 登山部の活動をパネルにして展示発表。装備の展示も行い登山部以外の生徒がテントに入って登山部 気分を味わうことができる。

   (北部地区大会) 高体連行事で、毎年大会にエントリーしている。
     群馬県:谷川岳(2022)、白毛門(2023)など。

10(西部地区大会) 高体連行事で、毎年大会にエントリーしている。 
     秩父:武甲山(2022) など。

11(冬山机上講習会) 高体連の行事で久喜高校を会場に行われる。例年、冬山に向けての学習と関東・全国大会の出場校から報告がある。

          (関東大会)2023年度は埼玉県の武甲山で開催され埼玉県代表として参加した。女子登山部としては関東大会県内最多出場!!

   (秋山山行)秋山・紅葉ハイキング。
      栃木県:霧降高原(2023) など。

1月(冬合宿) 冬山気分でスキー練習。
  神立高原スキー場(2019)、会津高杖スキー場、北志賀・竜王スキーパーク、越後湯沢のスキー場など。

2月(県新人大会) 2泊3日の冬山体験。冬装備で、福島の山で雪洞作り・泊。スノーシューで活動。

   福島県:安達太良山(2023)

3月(春山山行) 陽だまりハイク。
        東京都:陣馬山(2024) など。      
     

     現在 ・2年生6名、1年生4名 計10名で活動中! 
         
 

                           

 

 

 

 
                                        
登山部の活動の様子

登山部

【登山部】夏合宿② 蝶が岳

今日はいよいよ夏合宿の主目的である蝶が岳に挑みます!

 

<ルート概要>
徳沢ロッジ → 長塀山 → 蝶ヶ岳頂上→横尾経由→徳沢ロッジ

徳沢ロッジから蝶ヶ岳(ちょうがたけ)を登り、横尾を経由して徳沢ロッジに戻るルートは、北アルプスの美しい自然と景観を楽しめる一方で、体力的にもチャレンジングな山行となります。果たして、部員達は予定通りに帰ってくることが出来るのでしょうか。

 

・徳沢ロッジから長塀山へ
AM4:53、徳沢ロッジを出発しました。澄んだ空気の中、少しずつ白み始めた梓川の清涼な流れと目の前にそびえる穂高連邦は、まさに「これから登山が始まる」という期待感に満ちていました。長塀山への登りは比較的急斜面で、樹林帯を抜けて高度を上げていきます。起き抜けということもあり息が上がりましたが、適宜休憩を挟みながら一歩ずつ歩みを進めます。樹林帯の中を進むので展望はありませんが、足元に広がるシダや苔の緑、火照った体を冷やす風が疲れを和らげてくれます。足を止めるたびに、森の中の静寂が耳に届き、日常の喧騒を忘れさせてくれるのが心地よかったです。

 

 

 

 

AM6:30、荷物を背負い急斜面を登ってきた体をほぐすために、放送に合わせてラジオ体操をしました。登山は体の一部に負担が掛かりがちなので適当なタイミングでストレッチや軽い体操をすると、疲労が軽減されるのでおススメです!

  

 

・長塀山から蝶ヶ岳頂上へ
AM8:55、長塀山を越えると、尾根沿いの道が続き、少しずつ周囲の景色が開けてきます。背後を振り返ると、今まで歩んできた道と、それを取り囲む森の広がりが見え、その景色が自分の歩みを後押ししてくれているように感じました。長塀山から蝶ヶ岳への登りは比較的なだらかで、疲れた体にはありがたいセクションです。

  

 

 

AM9:45、そして、ついに蝶ヶ岳の頂上に到達しました。頂上からの眺めは、まさに圧巻の一言です。目の前には穂高連峰がそびえ立ち、その美しさには息を呑みました。特に、槍ヶ岳の輪郭と空のコントラストがまるで絵画のようでした。しばらくの間、風を感じながらその景色を堪能しました。

 

 

 

・蝶ヶ岳頂上から横尾へ
AM10:30、頂上での休憩後、横尾へ向けて下山を開始しました。下りは急な斜面が多く、膝への負担を感じながらも、足元に注意を払いながら慎重に進みました。この時点で、登ってきた道のりを思い返しながら、自分を鼓舞します。

樹林帯に入ると、再び周囲が森に包まれます。横尾までの道は静かで、途中、ベンチで少し休憩を取りました。横尾に近づくにつれ、梓川の流れが再び聞こえ始め、疲れた体に安心感を与えてくれました。

 

 

・横尾から徳沢ロッジへ
最後の区間は、横尾から徳沢ロッジへの平坦な道を進みます。この道は長時間の登山の後にありがたいもので、緊張がほぐれた気持ちで歩けました。

 

PM15:26、そしてついに徳沢ロッジに戻ると、登山の疲労感と同時に達成感がこみ上げてきました。充実した一日を振り返りながら、1時間後の夕食の準備までの束の間の休憩時間を部員とともに楽しみました。

 

最後に
2日目全体を通して、蝶ヶ岳の登山は、風景の美しさと適度な挑戦感を味わえる素晴らしい体験でした。この登山は、単なる体力の挑戦だけでなく、自然の偉大さとその美しさに深く触れる機会でもありました。厳しい道のりの中で、日常生活では感じることのない達成感を味わうことができたのは大きな収穫です。北アルプスの雄大な自然に感謝しながら、また新たな山旅に出る日を楽しみにしています。

 

 

【登山部】 夏合宿 蝶ヶ岳 その①

・ところ    蝶ヶ岳 

・標高     2677m

・コースタイム 10時間30分

 

 8月21日〜23日にかけて、久喜高登山部は北アルプスの蝶ヶ岳に夏合宿に行きました!21日、特急あずさと松本からのナショナルパークライナーを乗り継ぎ上高地バスターミナルに到着しました!上高地は標高1.500mにある場所なの で埼玉に比べれば涼しい気候ですが、到着したお昼時は普通に暑かったです(笑)


 小休憩を挟んだ後、今回の幕営地となる徳澤園に向けてスタートしました!上高地から徳澤園までは徒歩で約2時間のコース!高低差はさほどないものの生徒によっては15kg近いメインザックを背負っての行動なので大変だったと思います。ですが、道中で野生のリスやサル、大きなカエルに遭遇し写真を撮るなど生徒たちは楽しみながら歩いている様子でした!約2時間30分かけて全員無事幕営地の徳澤園まで辿り着くことができました!

 

 

 

 


 

 

 

 徳澤園に到着したらテントを設営ししばらくの自由時間を過ごしました。徳澤園ではカフェメニューが提供されており、アイスクリームなど各々が食べたいものを楽しんでいました!


 

 

 

 

 

 自由時間終了後、夕食の準備です!本日のディナーは塩豚丼‼︎…の予定でしたが、肝心の塩を忘れるというハプニング!メニューを変更して釜飯とコンソメスープに変更しました!準備不足は大きな反省点ですが、持ってきた食材でできるものを作る応用力はアウトドアに必要な力です‼︎

 

 

 

 

 


明日はいよいよ蝶ヶ岳、天気がもってくれることを期待して就寝です。


【登山部 夏合宿その②に続く】

【登山部】 北部九州総体2024 その③

 最終日、オークホールにて閉会式が行われました。久喜高登山部の最終順位は42位という結果でした。結果だけを見れば残念だったとなりますが、2日間英彦山の山頂まで登りきったことは紛れもなく事実です。また、登山行動以外の評価の多くは、他県の代表と遜色ない評価をいただくことができました。「山を楽しむ」を第一に普段からやってきたことが評価されたことは監督として誇らしいことです。
 インターハイを終えて選手4名も晴れて引退となります。今度は各々の進路に向けて進んでいきます。高校3年生の進路選択はその後の人生に大きく関わってくるものです。体力的、精神的にも大変なことがあると思いますが、先に引退し進路実現に向けて頑張っている4名も含めて、登山を通じて培った体力や精神力、そして経験はこの後の人生に大きなプラスとなるはずです。8人が3月に笑顔で久喜高校を巣立つことを願っています。

最後に選手4名の感想です。

 

選手Aさん

 登山行動も炊事も設営も、審査されるのが始めてで、インターハイの独特な雰囲気に緊張しました。体力も技術も対策も全然足りていないことを痛感した5日間でしたが、新たに学ぶことも多く、貴重な経験が出来ました。棄権となってしまい悔しい結果ではありましたが、初めて登山を楽しいと思えた大会でした。この大会で学んだことを学校で共有し、1,2年生の部員にも登山を楽しいと思って貰えたら嬉しいです。

 

選手Bさん

 全国大会には楽しみという気持ちと不安の気持ちがありました。普段はしないペーパーテストや、点数をつけられたことの無い炊事審査や装備審査、設営審査などがありとても大変でした。ですが、今までとは違う隊行動や、今まで以上に考えたメニュー作成、普段よりも多めの練習など、メンバーと共にいろいろな経験が出来ました。このメンバー共に全国大会に出ることが出来て良かったです。

 

選手Cさん

 3泊4日のテント泊やフルザック登山など、いままでにすることがなかったことをしました。筆記試験は予報や地図を読み込んでいたおかげで自然観察も共通課題テストも納得の点数をとることが出来ました。全国大会出場という貴重な経験ができたので良かったです。

 

選手Dさん

 今回のインターハイは棄権という悔しい結果になってしまったけど、その分他の審査を頑張ろうという気持ちになりました。特にテント設営では普段とは違う地面が硬い場所での設営だったのでペグが中々刺さらず、焦ってしまったけど互いに声を掛け合い取り組むことが出来ました。設営審査で満点を取ることが出来たときはすごく嬉しかったです。次のインターハイに出場することができたら今回の反省点を参考にし頑張ってほしいです。

 

【登山部】 北部九州総体2024 その②

 2日目、登山行動開始です。この日は3時に起床し5時半から登山行動となります。
 この日は南岳コース。終日メインザック行動です。メインザック行動はこの日だけなのでこの日を乗り越えられれば自信にも繋がり、明日以降の山行に弾みをつけられるでしょう!
 競技開始後、監督隊は選手たちから数100m離れたところについていきます。監督隊はサブザック行動ながら「しんどいコースだな」という話が出てくるほどです。それでも選手たちは一歩一歩着実に南岳山頂を目指して歩き続けます。
 選手たちが南岳山頂に到着する頃、監督隊は先回りをして選手たちの激励準備です!次々に山頂から下りてくる選手たちを激励します。久喜の選手4名は笑顔を見せてくれましたが、どこか疲労の色も見えるなという印象でした。それだけ大変な中でよく頑張っていると感心しました!その後、下山途中に選手1名が体調不良となりそこで登山行動を打ち切りました。明日以降も登山行動は続くので大事をとって明日から切り替えていきます!」

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3日目、この日も昨日同様に3時起床、5時半登山行動開始です。この日は中岳コース。終日サブザック行動となりますがチェックポイントが設定されており、制限時間を超えてしまうとその時点で審査打ち切りになってしまいます。なんとか制限時間内にチェックポイントを通過できればと思います!
 今回のチェックポイントは銅鳥居から産霊神社までのコースで、銅鳥居から奉幣殿までの長い石段を登り切った後登山道に入ります!監督隊は銅鳥居〜奉幣殿のところに先回りして選手たちを激励します!選手4人、前後の間隔を保ちながら歩いているのでとりあえず一安心。まだ先は長いけれど頑張れ!

 監督隊は前日同様に選手最後尾から数100m離れて着いていきますが、選手隊を率いる運営部隊から制限時間を超えたチームは無しとの報告が入りこの後の行動も続けられることに一安心です!しかし、その後山頂で選手1名が体調不良となりこの日は行動を打ち切りました。2日連続の棄権となってしまいましたが制限時間のプレッシャーの中、中岳の山頂までよく頑張りました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 4日目、この日が登山行動最終日となりますが、2日間の疲労も影響して全員が万全の状態で登山行動ができないと判断し棄権という判断を下しました。
 結果としては3日間の登山行動でポイントは入りませんが、普段行くことのできない英彦山の自然を感じることはできました。また、他県の学校からたくさん学ぶことがあったと選手たちは話をしてくれました。この貴重な経験を後輩たちに伝え、次に久喜高登山部がインターハイに行けるチャンスがあったら活かしてもらいたいと思います。

【北部九州総体2024 その③に続く】

【登山部】北部九州総体2024 その①

令和6年度全国高等学校総合体育大会登山大会第68回全国高等学校登山大会


 8月1日〜6日にかけて「令和6年度全国高等学校総合体育大会 駆け上がれ夢の舞台へ 燃え上がれ若人の魂 ありがとうを強さに変えて 北部九州総体2024」に出場しました!登山競技は福岡県の英彦山山系で行われます。久喜高登山部にとって8年ぶりの全国の舞台。順位も大事かもしれませんが、久喜高登山部は「山を楽しむ」ことを第一に活動をしてきたので、普段行くことのできない福岡の山々を楽しんで欲しいです!


 1日、オークホールでの開会式終了後、バスに乗って幕営地である英彦山青年の家に移動します。到着後昼食をとってからいよいよ競技開始です!1日は筆記試験と装備審査、設営審査、炊事審査と盛りだくさんです。競技中監督は選手と一切の接触が禁止されているため今回のブログは写真少なめになることをご了承下さい。

 

 

 

 

 

 


 1日目の競技終了後、選手たちからは「テント設営上手くできなかったかも」「炊事審査の時食材が傷んでいて使えなかった」などネガティブな話がありましたが、笑顔で話してくれているので自分たちの中で切り替えはできているんだなと感じました!
 明日から登山行動開始!3日間の大変な日々になると思いますが「山を楽しむ」を第一に頑張っていこう‼︎

 

 

 

 

 

 

【北部九州総体2024 その②に続く】

【登山部】北部九州総体結団式 久喜高校表彰式・壮行会

更新が遅くなっており申し訳ありません。

久喜高登山部は8月に福岡県で行われる「ありがとうを強さに変えて 北部九州総体 2024」登山の部に出場します!

7月12日にはさいたま市文化センターで行われた埼玉県選手団結団式に出席してきました!全国大会への出場が決まったもののなんとなく実感が湧かない日々が続いておりましたが、結団式を迎えて埼玉県代表として福岡の地で登山するんだなと身の引き締まる思いになりました。

 

 

 

 

 

 

7月19日、久喜高校は1学期終業式を迎えました。終業式に先駆けて表彰式、壮行会が行われました。表彰式では5月の学校総合体育大会登山の部第1位の表彰、その後、インターハイに向けての壮行会が行われました。久喜高校の思いを背負い、埼玉県の代表として胸を張って英彦山、岳滅鬼山に登ってきます‼応援よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

【登山部】3年生引退山行 大野山

大野山    標高 723m

コースタイム 4時間20分

 

 6月15日(土)、 久喜高登山部は神奈川県の大野山へ行ってきました! この山行で8月のインターハイに参加する3年生を除いて引退とな ります。3年生8人が一緒に登る最後の登山。 良い思い出になるよう楽しんでもらえたら嬉しい限りです!

 今回の山行から新体制でスタートします!先日新しい部長、 副部長が決定し隊のトップとして歩いてもらいます 。3年生は後ろからついてきてもらう形です!

  山北駅を出発してしばらくは街中を進みます。約20分歩くと登山道入り口に到着です。ここからしばらくの間は舗装された道を進むのでさほど難易度は高くありません。しかし、緩やかな登りが続くので決して楽ではありません。

 大野山への道中、小学校跡地を活用した施設で休憩させていただきました。アイスの販売があったようで生徒たちはアイスを食べたり遊具で休憩したりと各々楽しんでいる様子でした!

 

  

 

 

 

 

 

 小学校を出発してしばらくするといよいよ本格的な登山道に入っていきます。比較的緩やかな道のりであったので順調に歩みを進めていきます。山頂手前では一気に階段を登り切る急登が待ち構えており、少ししんどそうな気配あったものの、なんとか登りきることができました!

 

 

 

 

 

 

 山頂では昼食を取り下山開始です。下山はひたすら下りが続きます。先月の学校総合体育大会を経験している2.3年生にとってはそこまで苦しくないコースでもあったことから1時間30分ほどで下山完了しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回は事前学習の段階で逐一地図を見て自分の現在地を確認しながら進むことを目標に設定して臨みました。これまではトップの3年生についていくだけのことも多く、地図読みが不十分なところがあったので、今後徹底していくためです。分岐に差し掛かるたびに歩みを止めて地図を読む。登山では当たり前のことを当たり前にできるようにする。1歩1歩登山者として成長しています!

 

 以下、生徒の感想です。

生徒A(3年生)

 今回が最後の登山で大野山に登れてよかったです。最初の古宿までの坂はとてもふくらはぎにきて辛かったです。また、犬クビリ付近の階段も一段一段大きくてとても大変でした。今回は天候に恵まれ山頂で富士山を見ることができたので嬉しかったです。新体制となり2年生が先頭で私たちを引っ張ってくれて、トラブルなど起きなかったので今後も頑張って欲しいと思いました。3年間登ってきた山はどれもきついけど山頂に辿り着くと諦めなくてよかったと強く思いました。登らせていただけた環境に感謝したいです。

 

生徒B(2年生)

 今回の登山では成長できたことがとても多かったです。新体制として初めて先頭で歩くということで地図をしっかり読めるか、ペースが早くなりすぎないか、周りを見れるか、予定通りに行動できるか心配に心配が重なりとても緊張して登山に挑みました。実際に分かれ道が難しかったり、山道だと自分がどこにいるのか上手く把握できないなど問題点もありましたが、周りの様子を見ながら予定時間より早く山頂に着くことができ、沢山の休憩時間をとれて山頂でのびのびと楽しむことができました。今回の経験からこれから先、私自身がしっかり地図を読んで周りの様子を見て登山をするという自信をつけることができました!次回もしっかりと責任感を持って楽しく頑張ります!!

生徒C(1年生)

 順調に進めたので良かったです。 伝言が上手く出来なかったので、次回から積極的に出来たらと思います。

 

 1.2年生は次の登山が8月の夏合宿、 久喜高登山部1年間の活動で一大イベントです! 計画では初日、バスの発着場所から幕営地までメインザック行動となります。しっかり体力をつけて夏に向けてのトレーニングを進めていきます!

 また、3年生の選手4名は8月のインターハイに向けて準備を進めています。埼玉県の代表として胸を張って福岡の地で久喜高生らしさを出してくれることを期待しています!

 

 

【登山部】R6年度学校総合体育大会登山の部 結果報告

こんにちは!久喜高登山部です。

5月11~13日に行われましたR6年度学校総合体育大会登山の部で1位となり、8月2~6日にかけて行われます第68回全国高等学校登山大会に埼玉県代表として出場することが決まりました!久喜高登山部にとって8年ぶりの全国大会です!

3年生にとって最後の大舞台。全員で登ることはできませんが、選ばれた4名は全員の気持ちを背負って久喜高生らしく登ってくれることを期待しています!

【登山部】令和6年度学校総合体育大会登山の部③

 3日目、この日は幕営地の岳人の家から三峯神社の表参道を下山する行程があります。大会前から3日目の雨が予想されていましたが、残念ながら予想的中です…

 朝4時に起床して各自食事を取ったあと、テントの撤収を行います。雨の中水分を含んだテントはかなりの重さになりかさばります。前日の疲れも残る中の作業でしたが撤収しないと帰れないのでなんとか頑張ります!

 朝6時、テントの撤収が終わりいよいよ下山です。三峯神社の表参道は大輪のバス停までの約3.5kmのコースです。通常でも2時間はかかるコースなので、雨の中、フルザック、さらに前日の山行もあり体力がかなり消耗している状態での下山はより時間もかかることが想定されます。

 三峯神社を過ぎて表参道に出てからはすれ違うのも難しいと感じるくらい狭い登山道を下っていきます。また、一歩踏み違えたら滑落の危険もあるコースなので慎重に下っていきます。

 途中男子パーティーに抜かれることもありましたが、約2時間20分をかけてなんとか大輪のバス停までたどり着くことができました!生徒たちの顔を見るとかなり疲れている様子です。それでも最後まで頑張って歩ききったことは今後大きな自信になってくれることを顧問は期待しています‼

 

 

 

 

 

 

以下、生徒の感想です。

 3年生Aさん

 今回の雲取山は距離が長く、またフルザックでの下山など初めての経験が多く3日間過ごすことが出きるのかすごく不安でした。しかし、3年生で先頭を交代するなどお互いを気遣い合いながら登りきることが出来ました。
 雲取山は距離が長いことも辛かったけど、帰りも同じコースを歩くため、まだ残りの距離がどのくらいあるかが分かってしまうのでより長く感じてしまってすごく辛かったです。次で、最後の登山になるので残りの練習を頑張っていきたいです。

 

2年生Bさん

 今回はミーティングの時に「今までで1番きつくそれなりの覚悟を持って行かなきゃ」と聞いていたので、とても緊張しながら登山に挑みました。
 実際に登山行動し終わってから考えてみると、今までで1番長い登山で22キロも歩いたというのに1年次に登った夏山の方がキツかった気がします。階段が少なかったというのはありますが、何度も登って下ってを繰り返す厳しい山道だったので考えられる可能性としては、自分の体力が向上したのかなと思えました。また、終盤はチームみんな疲れきって雰囲気が澱んでくると聞いていたため励まし合いながら、明るく登ることを意識して行動できました。3年生は終始元気ハツラツといった様子で素晴らしかったです。部活動を初めて約1年間で身についた体力を感じることのできた登山でした。来年が楽しみです!

  

 今回の学総体のコースは2.3年生初めてのコースでした。3年生にとっては高校登山部の活動の中で全員で登る最後の大会です。3年間の登山の中で辛い思いをしたこともあるでしょう。それでもこの日まで後輩たちを引っ張ってくれた3年生には感謝ありません。ありがとう。

 後日開かれる選考会議で選ばれたらインターハイ・関東大会といった上位大会に出場することができます。「人事を尽くして天命を待つ」彼女たちの努力が吉報を呼び込むことを願います。

 

 

 

 

 

 

【登山部】 令和6年度学校総合体育大会登山の部②

・ところ             雲取山 

・標高      2017m

・コースタイム  12時間50分

 

 2日目、この日は朝3時に起床して朝食作りからのスタートです。朝食のメニューはスパゲッティーにしました!ミートソースとペペロンチーノの2種類から好きな味を選んで食べました!

 


 

 

 

 

 朝食後、4時半過ぎに岳人の家を出て雲取山を目指します。日没等を避けるため第一チェックポイントの白岩山に9時までに到着しなければそこで折り返しになってしまいますのでタイムリミット前に通過できるようペースを調整しながら歩いて行きます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 三峯神社の先から登山道に入ります。ここから霧藻ヶ峰までの約2時間の道のりは比較的緩やかな登りです。この先アップダウンが激しくなるので体力を温存しながらも時間を意識して歩いて行きます。

 

 

 

 

 

 

 約2時間で霧藻ヶ峰まで到着しました。三峯神社から霧藻ヶ峰まで約400m登ってきたことになります。ここから前白岩山(1776m)、白岩山(1921m)、 雲取山(2017m)とアップダウンが繰り返されるコースです。また、崖沿いを歩くルートもあり集中力が求められます。霧藻ヶ峰を出発して約1時間20分で前白岩山山頂、そこから約50分で白岩山山頂へと進んでいきます。白岩山山頂のチェックポイントには9時前に到着できたので第一関門クリアです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 白岩山山頂から第二チェックポイントの雲取山荘を目指します。雲取山荘には11時までに辿り着かないと雲取山頂には行くことができません。

 9時に白岩山山頂を出発して順調に歩いていき約1時間20分で第二チェックポイントの雲取山荘まで辿り着くことができました! これで雲取山山頂を目指すことができます!!

 

 

 

 

 

 

 雲取山荘から雲取山山頂まで約40分の登りです。すでに疲労が見えていますが休憩を挟みラストスパート頑張ります !

 11時15分頃、雲取山山頂にたどり着くことができました‼︎ 岳人の家を出てこの段階ですでに6時間45分… 長い道のりでした。

 

 

 

 

 

 

 山頂でゆっくりしたいところですが日没前までには岳人の家に戻らなければなりません。ここから第二ラウンド下山の開始です。下山開始後、順調に歩いて行きましたが次第に疲労から大きくペースダウン… 当初の計画よりも50分ほど遅れている状況です。 日没までのタイムリミットとの戦いでもありますがここで焦って大怪我をしてしまっては全てが台無しになってしまうのでゆっくりでも安全第一に下山をして行きます。

 

 

 

 

 

 

 最終的に岳人の家に到着したのは17時20分過ぎ…トータルで約12時間50分という長丁場となりました。これまでの登山で1番長く過酷だったと思いますが生徒たちはお互いに励まし合い最後まで頑張ってくれました!

 夕食を作る気力もないことを想定して夕食はチキンラーメンです。 お湯をかけて3分、下山後にはちょうど良い手軽さです。

 


3日目はメインザックを背負って約2時間下山してバス停まで向か います。 最終日も山を下るのでこの日は21時の消灯前に眠りにつきました 。